離婚について考える

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離婚についてもう一度考える余裕を

離婚は金銭的な問題や戸籍上の問題、さらには最も気になる子供の問題など、想像をはるかに超えるエネルギーを消費します。いずれの問題も人生に直接大きく関わり簡単には決断出来ない重要な事柄です。後悔しないために、一時的な感情に流されてしまわないよう冷静に落ち着いて考え、そして対処する事が大切です。


このサイトでは、離婚するにあたり知識として知っておいた方が有利なことや、離婚のいろいろなケースや離婚に関わる手続きなどを紹介しています。


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離婚は大きなエネルギーを消費します

寝転ぶ女性

離婚は結婚する時より、数倍のエネルギーが必要であるとよくいわれます。本当に自分にとって離婚がプラスになるのか(子供がいる場合は、子供の幸せも含めて)、離婚をして後悔しないように、また、離婚後の生活をより良くするためにも落ち着いて考える必要があります。


結婚する時には戸籍を入れる、同居するなどのプラスのイメージがある事柄の反対の事を離婚する時には行わなければなりませんから、マイナスのイメージが伴い、大きなエネルギーも消費する事になります。


離婚後の生活が最も重要

しかし、離婚後の安定した生活を手にするには、それぞれの事柄をきちんと考慮して解決しておかなければなりません。
・離婚した後の生活:仕事(生活に困らないだけの収入)、住居の確保、子供の学校など
・金銭的な問題:ローンなどの残債、財産分与、慰謝料など
・子供がいる場合:養育費、親権者、学校、子供の戸籍と姓など
・戸籍と姓:結婚前の戸籍に戻り旧姓を名乗るか、新しく戸籍を作り、旧姓を名乗るか離婚前の姓を名乗るか


離婚を考えているような状況なのですから、相手と話もしたくもないという場合もあるでしょう。話が出来ても、全くまとまらないという事も十分にあり得ます。


例えば子供がいる場合、養育費の取り決めを行わないない(行えない)などという事がありますが、その後の自分だけではなく、子供の生活にも直接響いてしまいますので、きちんと行うべきなのです。


とはいえ離婚は増加しています

日本における離婚件数は昭和39年以降、年々増加しており、平成14年に過去最高の28万9836件を記録しています。ここ30年間で比べると倍以上の増加です。


同居していた期間別に比較してみると、5年未満の離婚が一番比率が高くなっています。


離婚件数の増加の背景には、昔のように子供のために離婚を我慢する、世間体を気にすると離婚できないなどという考え方が、世代交代も影響して薄れたからだといわれています。


離婚件数は増加しているのですが、昭和58年から平成2年の間は件数が減少しています。この間の社会情勢はどうだったのかというと、経済的に恵まれていた時期です。いわゆるバブル景気といわれ、好景気であった時代です。この期間は経済的に恵まれていたので、結婚に不満があっても我慢する事が出来たのではないかといわれています。


近年では、平成14年の過去最高記録を頭に減少傾向にあります。この離婚件数の減少は、世の中の不況が影響しているといえると考えられています。離婚後に仕事がない、今離婚すると財産分与が少ないなどという理由で、離婚を我慢している方もたくさんいらっしゃるというわけです。


平成19年には、団塊の世代の退職と年金分割制度が重なって始まりました。いずれも生活基盤を固める事が出来る要素がからんでいるため、熟年離婚が増加すると予想されていましたが、やはりその通り離婚件数は増加し、熟年離婚を考えている方も増加しています。


しかし、離婚についてもう一度だけ考えてみましょう。離婚して自分が本当に幸せになれるのか、今の状況を変える事はできないのか、ご自身ももちろんですが相手にとって離婚はどういった意味を持つのかを考えてみる事が大切だと筆者は思います。


このサイトは離婚について色々書いていますが、本当はあなたに離婚してほしくないのが偽らざる本音です。しかしその決断が揺るぎないものであればこちらがお役に立ちます⇒⇒⇒離婚問題を有利に進める方法


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