名義変更・住所変更
離婚後、自分のものとして受け取った場合に発生する名義変更が必要な手続きには、以下のようなものがあります。
自動車、不動産、電話加入権、生命保険や損害保険など
いずれの名義変更も重要ですが、土地や建物などの不動産は金額も大きい場合が多いので、特に注意しておくべきです。すみやかに所有権移転登記を行うようにします。
離婚により姓が変わった時に行うべき手続きには、運転免許証の書き換え、電話会社への届出、金融機関への届出、クレジット会社への届出などがあります。
離婚によって引越しを行った時には、郵便物転送の手続き、転居届、印鑑登録の変更などがあります。離婚しても住所変更がない場合でも、水道、電気、ガスの名義が離婚相手であれば変更を行うようにします。
また、名義を変える以前に注意しておくべきなのが、財産分与により税金がかかる場合がある事です。現金によって支払う場合は、払う側・受け取る側ともに税金がかかりませんが、土地や建物、株券などは譲渡所得税が払う側に、受け取る側には不動産取得税がかかるケースがあります。
財産分与については、事前に税理士などに相談する方が賢明ですし、土地建物の名義変更(所有権移転)は、司法書士に依頼するとよいでしょう。